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はじめてのヨーロッパ鉄道旅行講座 3.ヨーロッパの鉄道に乗るためのチケット

3.ヨーロッパの鉄道に乗るためのチケット

3-1 ヨーロッパの鉄道運賃

日本の鉄道でも同じことだが、ヨーロッパの鉄道を利用するには、乗車券(=切符)が必要になる。ヨーロッパの鉄道の場合は、複数の国で構成されているために様々な列車の種類があるが、必要なものは日本の鉄道と大きな違いは無い。
ヨーロッパの鉄道を利用するのに必要な運賃と料金は、下記の4つである。

■乗車運賃
■特急料金、急行料金
■指定料金(座席、寝台、クシェット)
■包括運賃

■乗車運賃、特急料金、急行料金
乗車運賃は最低限必要な料金のこと。大都市の近郊線や地方のローカル線などの普通列車や快速列車は、大抵はこの乗車運賃のみで利用できる。

特急料金や急行料金は、日本の鉄道でもご存知のとおり。ヨーロッパの鉄道の場合、インターシティ(IC)やユーロシティ(EC)などは、日本で例えるのなら特急列車や急行列車に該当するものだ。これらの列車を利用する場合は、乗車運賃だけでは利用できないので、特急料金や急行料金が必要となる。
ただし、日本の旅行代理店などで購入できる乗車券や鉄道パスは、この料金はすでに含まれている。

■指定料金
指定料金は、全席指定制列車の座席や夜行列車の寝台、クシェット(簡易寝台)を利用する場合に必要なもの。また全席指定制ではないが、座席予約ができる列車(任意予約制列車)の座席を予約する場合にも必要な料金である。

夜行列車を除いて全席指定制列車の具体例を挙げると、スイスの氷河急行、ベルニナ急行、渡り鳥ルート(ハンブルグ~コペンハーゲン間)のユーロシティなどがある。

■包括運賃
包括運賃は乗車運賃、特急料金(急行料金)、指定料金を1つにまとめた運賃のこと。指定料金も含まれたものなので、包括運賃で利用する列車=全席指定制列車となる。

包括運賃の特徴は、様々な運賃設定があること。時間帯による割引、早い時期の予約による割引(早割)、往復利用による割引、年齢による割引、鉄道パスによる割引など多くの割引運賃がある。

航空券と同じく、ノーマルチケットにあたる普通運賃の価格は高いが、変更やキャンセル時の条件がいい。割引率が高いほど、変更ができない、キャンセルチャージが高いなど条件が悪くなる。

フランスの包括運賃の場合は、割引運賃によって座席数が定められており、空席があっても割引運賃での購入ができず、普通運賃で購入せざるを得ない場合がある。

包括運賃で利用する列車は、近年増加傾向にある。該当する国で言えば、フランス、イタリア、スペインの長距離列車。国際列車で具体例を挙げれば、ユーロスター、タリス、TGV、シティナイトライン、エリプソス(夜行)、アルテシアナイト(夜行:ユーロナイト扱い)などがある。

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